手放さないアンティークのリス

今年の紅葉が楽しめるのもあと数日、と思いコテージの周囲をいつもよりゆっくりと
見て回ります。10年以上風雪の中でジッとしていたリスのオーナメントは苔や蔦の
吸着根の跡が着いており、表面が傷つき毎年古びていくその風合いを見ると、一瞬過去
の記憶が出てきたりします。あのころは・・・、なんて思い出したりしても、それはこの季節に
毎年発生する感傷であり、記憶の正確さなんて怪しいもんです。
「リス君大丈夫だよ、お前を手放さないから、いくら誰かに焦がれても。」

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